冒頭から蓮沼執太と中村佳穂の声が重なって、涙腺を刺激されるようなものすごく切ない感情におそわれる。ただ悲しいだけじゃない。音はなだめてくれるようにあたたかい方へと導いてくれる。
歌詞の中にも登場する。
この流れに 羽ばたいていけば
思い描く 空間があると
どんな時にもどんな人にも翼や羽ばたきを与えてくれるようなやさしい歌がこの『CHANCE』。
仕事で失敗続きで悪い方悪い方に回り続けていた時期、自分なりに気を張って朝早く家を出るのだけど気が重たい。その重さを少し取り払ってくれたのがこの歌。憂鬱な朝に聴くと少し力を分けてもらえる。あの頃、逃げずに仕事をやり遂げられたのはこの歌が僕を救ってくれたからにほかならない。