悲しくて悲しくて仕方ない毎日に、一歩踏み出す勇気を与えてくれた〈救ってくれる系音楽〉、それがAwesome City Clubの『4月のマーチ』。
「足をプルプルさせるくらいつま先立ちをしてでも背伸びして”大人の女性”に向かって手を伸ばそうする女の子」の切なくてキュートな感じをおもちゃ箱を開けたみたいなメロディで展開する。
必死に手を伸ばしているような気持ちが音楽を通じて伝わってきて、なんだか救われた。まだここで折れちゃいけない、まだ僕だって頑張れるよって。悲しさを支えてくれる応援のマーチ。それがこの曲の正体。
決意を新たに、新しい扉を目の前にする時、人はこれまでの清濁をリセットするかのように自分の心を真っ白く染めてから扉に手を掛ける。その強い決意は、いつか自分が挫けそうになった時にそこからもう一度前に進む時、自分の道標になる。だから聴くたび「まだ頑張れるよ」って勇気をもらえる。
【Artist information】
Awesome City Club